とにかく船に乗りたくなりました。
魂が抜けるくらい、船に乗って海を見ながらぼーっとしたい。
寝て、起きたら、知らない場所で、しかもそこから1日が始まる。
なんて体験、意外と経験する機会も無いですよね。
ちょうど佐賀競馬場が火曜日の開催という、僕にとっては時間が自由に使える曜日でやっていたので、お船に乗るついでに佐賀競馬場へ行ってきた。

大阪→別府

大阪から九州へはフェリーが運航しております。
関西↔九州 商船三井さんふらわあ
2路線あって、今回は大阪→別府行き。

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夜に出て早朝に着くやつ。
本州と四国の間を、原付のスピードで12時間。
左右を陸地に囲まれているので、殆どの区間で電波を拾えており、デッキ付近ならネットには繋がりました。
キャリアによって変わるかもですが、4G回線で通信速度も問題無し。
でもたまに繋がらない事もあります。
ので…忘れずにやっておくべき事が1つ。

ネットで予約すると、乗船当日にメールでQRコードが送られてきます。

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このQRコードが乗船時の認証と部屋のキーになります。
ドアにコードをスキャンする端末が埋め込まれており、そこにこのコードを読み込ませるタイプ。
これ、メールボックスに入れたままだと、ネット回線が繋がらないと見ることが出来ない事態になる危険性がアリ。
必ずスクリーンショットを撮って、ローカルに保存しておきましょう。
船内には紙にプリントアウトする機械もありました。
スマホを充電しつつ部屋を出る、という場面もあるなら、プリントアウトしておく方が吉。
だし、ドアの読み込み端末のサイズが小さいので、画面一杯のスクリーンショットだと読めませぬ。

1人部屋タイプだとこんな。

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普通のビジネスホテルと同じですね。
ベッドがあって、テレビがあって、小さいテーブルがあって、トイレとシャワーが付いている。
備品も、寝間着からタオル、スリッパまで、これもほぼ同じ。
風呂に関しては大浴場があって、海を見ながら浸かれます。
個室のシャワーを使う事は無いかなと。
出航したら部屋で少し休んで、大浴場で風呂入ってご飯。
大体そんな流れでしょう。
しっかりとしたレストランがあって、そこで食事をしても良いのですが…僕はどうせ1人だしテイクアウトしてロビーで食べました。
そこそこ種類はあったのだけれども、こういう時ってやっぱりカレーを選択してしまいますよね。

そのロビーはこんな感じ。

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ぽつぽつと椅子が配置されていて、左右にはひたすら海。
大浴場、レストラン、喫煙室、自販機コーナーも2フロアに分かれて、この階段とロビーに集約されております。
また、船外へのデッキへの出入り口も左右にそれぞれありました。
ちなみに、椅子は船らしく鎖で固定されてました。

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出港間際には係留ロープを、順次パージしていきます。
なるほど、こんな仕組みなのか…は、実際に作業をしているところを見てみてください。
今も昔も船はやっぱりロープやな、という感。

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大阪湾を出る間際には、大阪万博の会場の前を通ります。
外側のリングも大分組み上がってきており、これ完成したらカナリの存在感になりそう。
海から見るのが1番良さげですが、そんな入場手段もあるのかな?

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これを見て思い出したのが、ヒストリエのこれ。

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作者にポスター頼んだら、組み木の1本1本全部書きそう…。

で、風呂入ってご飯食べたら、ホントする事無いのですよ。
暗い海を見て、晴れていたので空には普段よりも星が多く見られて、ベッドでゴロゴロして…やる事なんてそんなもの。
贅沢ですね。
いつの間にかウトウトしてたら、もう朝でした。

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フェリーでは朝食もあります。
もし、毎日朝ご飯を食べる習慣がある方は、ここで食事をしておくべき。
着いてから適当に現地で食べよう、なんて考えたら絶望しますのでご注意を。
朝の7時に別府に着くのだけれども、そこには何もありませぬ。
喫茶店に入ってトーストでも、なんて考えは通用しません。
そもそも、そんなお店も無いし、どこも開いて無い。

下船して外に出ると、なんか山の景色がおかしい…。

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木が引っこ抜かれて全て草。
ソーラーパネルでも敷き詰める予定なのかと思いきや、って流石にそんなとち狂った事では無いか。
毎年野焼きを行って、牧草地として整備しているとの事。
今も放牧が行われているかはわかりませんが、半分は観光用、半分は草刈り場らしいです。

フェリーの到着に合わせて、別府駅行きのバスがやってきます。
ここにいても何も無いので、流れに任せてバスに乗ってみました。

とは言え、また戻ってきて、佐賀競馬場へ向けての高速バスに乗るのだけれども。

次回へ続く
か、どうかは分からん…